離職中の歯科衛生士のための「復職支援研修会」(応用コース)が開催されました
令和元年11月18日(月)、株式会社ジーシー・コーポレートセンターの会場をお借りして、離職中の歯科衛生士のための「復職支援研修会」(応用コース)が開催されました。7月と9月に開催された基礎コースに引き続き、今回初めて開催された応用コースでは、29名の参加者があり、復職に向けてまた一歩前進できた研修会となりました。
研修会では、まず午前中に、本会附属歯科衛生士専門学校教員の石井実和子教務主任が、基礎疾患を持つ患者さんが増えている現状を踏まえつつ、「医療面接を含めたライフステージに沿った歯科保健指導」を講義しました。
昼食を挟んで午後は、株式会社ジーシー様のご協力により、同社歯科衛生士の小川悠先生による、「グレーシーキュレットスケーラーのシャープニングについて」、同じく同社歯科衛生士の星野友信先生による、「歯科診療における院内感染対策」と「ホワイトニングの基礎知識」の講義がありました。いずれの講義も別室での実習をセットとしており、効果的な研修となりました。
続いて、株式会社ジーシーアイコミュニケーションズの鶴岡永英先生からは、「レセコン・医療保険の基礎知識」の講義とレセコン実機のデモンストレーションがあり、医療事務分野でも復職に向けた準備が一層進んだことと思われました。
最後に本研修会では、希望者に対して、就職相談や歯科医院での臨床見学の日程調整も実施しました。
歯科衛生士の復職支援・離職防止については、歯科界の重要な課題であり、最近は国策としても取り上げられるようになりました。本会でも研修会を開催するなどして、就業している歯科衛生士数が免許保有者の5割弱に止まっているとされる状況を少しでも改善していきたいと考えています。
(応用コースは復職に向けて、より実践的な研修会となりました)